情報交流(Q&A)file12■日本人から欠落していた道路インフラの概念■

古い本を読み直しています。吉村昭さんの「零式戦闘機」にこんな記述があります。

(前略)機体も翼もかたくシートでおおわれ、警官も要所要所に立ってその牛車の列を見送っている。しかし、運搬途中の道路の改修計画は全くなく、名古屋市外からはじまる悪路は、それが当然のものであるかのように受け入れられていた。そしてその悪路は、(零式戦闘機の)生産機数の増加につれて牛車の通る回数も急増したため、路面は荒れてゆくばかりで、殊に降雨の後などはぬかるみと化し、しばしば牛車の車輪は泥沼の中にはまりこんだ。依然として(三菱重工名古屋航空機)制作所から各務原飛行場までの四十八キロの道路を運搬するには、二十四時間が費やされていた。(後略)零式戦闘機は、世界最優秀の万能戦闘機でした。運搬手段としてクルマもありました。でも、悪路のためクルマで運ぶと機体がひび割れを起こすので使えませんでした。世界最優秀の戦闘機を作る頭脳はあっても、道路インフラには、全く無関心だったことに驚かされました。日本人からスッポリ抜け落ちていたのが、道路インフラなのでしょうかね

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コメント: 1
  • #1

    noriaki tasaki (水曜日, 23 8月 2017 16:25)

    test